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2013-03-22 (Fri)
地元でラブホに入るなど、人生で初の経験です。

ご主人様……に、なったかた……は、わたしの手を握ったまま、
部屋のわきに車を停めました。

そのまま、お部屋へ。
上着を脱いでハンガーにかけて、暖房を入れてお風呂の支度をして
テレビのスイッチを入れて――という流れを、ほぼよどみなく
なさったご主人様を前に、わたしはただうろうろうろうろしているしかなく、
なんとも情けない(´・ω・`) しかも落ち着きがなさすぎる。
……いや、確かさすがにご主人様の上着はハンガーにかけました。わたしが。

ご主人様がベッドに腰かけられて、「横に座って」とお呼びになりました。
ガッチガチのままお隣に座ると、引き寄せられて、頭を抱えるようにされ、
ちょうどご主人様の胸の中に頭を預けるような格好になりました。


うわあああああああああああああ――――!!


こっから先の展開を割愛したい。もうこの時点で割愛したい。
でも書く(笑)

そのまま、ぎゅうと抱き締められました。
タバコの香りと、服の香りと、いろんなものが混じって、
胸がいっぱいになって、わたしは目をぎゅっとつぶりました。

安心する。

のちにご主人様は、このときのわたしを
『独りぼっちになった子犬のようだった』と表現されました。


身体をさわさわと撫でられて、抱っこのような体勢にしていただいて、
たくさんのキスをいただきました。
こんな経験ろくすっぽないもんですから、なにかされるたびに
びくびくと震えてしまって、その都度ご主人様は
「いい子いい子」
「子犬みたいだ、びくびく震えて」
「大丈夫、大丈夫」
と何度もおっしゃってくださいました。

立たされて、後ろからきつくきつく抱き締め上げられます。
まるでご主人様の腕が縄のように身体に絡みついて、
身動きがとれませんでした。
けれどもそれがとても心地よく……わたしは縄の経験がありませんが
ああこういう感じなのかな、と思いました……。

「――――う、あ―――――」

まともに声が出なくて、多分喘いでばかりだったように思います。
時折、ご主人様はご自身が持参された飲み物を口に含んでは
わたしに口移しで与えてくださって、わたしは遠い意識の底で

ああ、漫画とかドラマで口移しで水飲ますのあるけどまんざら不可能じゃないんだな


大変どうでもいいことを思っていましたがそんな考えはすぐ消えました。

絶え間なく
ご主人様の手がわたしの身体を這うし
ご主人様の腕がわたしを締め上げるので
そのときは、なにも――――考えられなくなっていきました。

1時間くらいは、ふるふると震えていたように思います。
この日、何度「いい子いい子」と言われたか……
多分、これまでの人生で、言われたかった分は満杯言われたでしょう。

嬉しいのと、ほんのすこししあわせなのと、
でもはじめての経験に戸惑いながらもあって、
若干過呼吸気味でした(汗) 心配されました(大汗)

これもこのときは気がつかなかったのですが、
ご主人様に抱き締め上げられているとき、わたしの身体は
激しく動いていて、なおかつ、手足が変な方向に
曲がりくねっていたそうです。
自分ではまったく身動きが取れない、と思い込んでいましたから、
身体がどうなっていたかまで覚えていないところをみると、
すでに意識はどっかすっ飛んでいたのかもしれません。


お風呂の支度ができました。
「さあ、入ろうか」
促されて、そっと服を脱ぎました。ご主人様とは別の場所で。

光の入りこむ、明るいお風呂でした。

ご主人様が背中にお湯をかけてくださったので、思わず
「すみません……」
と言ったら、
「そういうときは、ありがとうございます、でいいんだよ」
そうおっしゃっていただいたので、
「ありがとうございます」
言いなおしました。
わたしもご主人様のお身体にお湯をかけて、ふたりで、湯船に
ざぶんと浸かりました。

あたたかくてよい湯加減でした。
ふーい、と息をついたときに、ご主人様がおっしゃいました。


「こっちに、おいで」


 え。




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