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2015-02-09 (Mon)
展覧会デートのあと、またすぐに、お互い忙しい日々になりました。
わたしは毎週土日に、あちこちに出張の予定ができ、平日ももちろん
余裕のない毎日。ご主人様もお仕事が忙しく、あわせて
お風邪がぐずぐずと治りきっていないという事態になっていました。

そんな中、2泊で出張に出ていたわたしを、
ご主人様が駅までお迎えに来てくださるとのこと。
夕方前に駅に到着するので、もしかしたら、
今度は夜くらいまでお時間いただけるのかなあ(*´Д`) と思いつつ
2日間におよぶ長い長い会議を頑張りました。
(1泊分は前泊だったのです、結構遠方だったので)

帰りの電車の時間がわかりましたので、ご主人様にメールしますと
急なお仕事が入ったということで、いま、お客様のところに向かわれているということでした。
ま、帰ってくるまでには時間がありますので、ご主人様のお仕事が
もし終わらなくても、駅でお待ちすればいいよねと思ったのですが
……この時点で若干のイヤな予感がしていたのを、無視しなきゃよかったような
そんな気が、いまならしますよ(笑)

ご主人様が駅に来られたのは、わたしが駅についてからそんなに時間のたたないころでした。
お車に乗り込みますと、ご主人様が唐突に

「お客さんのところで、風邪菌、もらってきたかもしれない……のどが痛い……」

( ´゚д゚`)エー

「ご飯、食べられますか?」
「うーん……少しなら……。うどんでいいかな?」
「ご主人様、お具合悪いのですし、お召し上がりになりたいものが一番ですよ」
「具合が悪いってほどでもないんだけどね、のどが痛いから、うどんくらいしか入らないな」
「ですよね」

これはイヤな予感がガチ当たりしそうな。

お時間、いただけると、思ったのだけどな……
ここのところ、お帰りご一緒のときとか、先だっての展覧会デートのときも、
そんなお話をいただいていましたから、期待しないわけがなく(だめだこのわんこ)。

おうどんをご一緒したあたりから、わたしはたぶんずーっと
(´・ω・`) こんな顔をしていたと思います。

なにもこんなときに邪魔しなくても。風邪菌め。(´・ω・`)

思っていた通り、実にどこにも寄り道することなく
おうどんのあと、実にまっすぐにご主人様の車はわたしの家に着きました。


ほんとはね、わかっているんです。
お送りいただけるだけでも、ありがたいと思わなきゃいけないって。
ひとつでもぜいたくを覚えるとだめだって、よく言ったものですよね。
次は? 次は? って、思っちゃうんですねぇ。


(´・ω・`) としたままのわたしを、ご主人様はぎゅーとしてくださいましたが、
やっぱりわたしの気分は上がらないままです。
そのうち、なんの気持ちが高まってしまったのか、わたしは泣きだしてしまいました。
ご主人様がなにかおっしゃってくださったからだったのか、何の脈絡もなく突然にだったのか、
ちょっと覚えていません(汗)
ご主人様の前でこんなに大泣きしたことはなかったと思います。
いつだか、誕生日にご一緒できなかったときも、こんな泣き方はしませんでした(汗)

完全に拗ねたおしています。子どもか。

「俺が風邪菌なんかもらってきちゃったからだな。ごめんな」
「ひーん。ごめんなさいい」
「よし……いいかい、みぃ、あした、俺の体調がよかったら、みぃの時間をもらう」
「ええっ」
「体調が悪くても、よくっても、必ずメールするから。
 あしたがだめなら、その次、1時間でも2時間でも、必ず、みぃの時間をもらう」

だめだコレはだめだ。ご主人様お仕事でお忙しいのに。
ましてやお風邪も召されるかどうかってとこなのに。

「だめですう、だめですう」
「だめじゃないの。俺が決めたの」
「はいぃ」

……なんだかそういうことになりました。
最終的には、(当然の話ですが)わたしは泣きやみ、ご主人様のお車を
あとにしましたが、ご主人様にご迷惑をかけてしまったなあという気持ちは
なんだかもやもやーんと残り続けてしまいました。

最初で最後の拗ねにしないといけないな。
そんなことを思う夜でありました。


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