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2014-02-14 (Fri)
ご主人様との1周年を控えて、わたしはいろんなことを考えていました。


お泊まりしたいなんて贅沢は言わない。
    ↓
朝からお逢いできたら嬉しいなあ。
    ↓
夕食だけでもご一緒できたら嬉しいなあ。
    ↓
ちょっとだけでもお逢いできたら嬉しいなあ。


ご主人様が体調を崩されていたので、もしかしたらお逢いすることも難しいかも
しれないなあ、と思いつつ、ま、仮にお逢いできなくても、また次があるものね、と
わたしはひそやかに買っておいたヴァレンタインデーの贈り物を見つめるのでした。

……いやー当日は休みをとっていたけれどどうもその休みが潰れそうで……
(実際潰れました)


そういえばごめんなさいもまだしていないのだもの。
お逢いできるなら、お逢いしたいけれど……


そんな1周年前日、ご主人様からいただいたメールにありましたのは

「食事だけでも一緒に……と、思ってる(^^)」

仕事がひと段落したら、メールするね、とのお言葉。
ちゃんとお逢いするのは大晦日以来です。うわー、嬉しい。

どうかご無理はなさらないように、と祈りながら、
当日、わたしはサークルに出ていました。


あぁ去年の今頃はもうお茶を飲んでいたな……
あぁ去年の今頃「おいで」っておっしゃっていただいていたな……


そんなことを思いながら、ご主人様からのメールを待っていますと
予定よりもすこし早く、メールが来ました。

もうすこしでひと段落する、というご連絡に、わたしも身支度をし
一旦家に戻ってご主人様をお待ちしました。


お迎えに来てくださったご主人様のお車。
すごく久しぶりで、それがとっても嬉しくて。
すぐ、乗り込みましたが、ご主人様はやはりお時間がなさそう。
近くのファミレスでご飯にすることになりました。

ほんとうは、すこしでもゆっくりできたら、ご主人様もお疲れがとれるのではないかな、
と思いましたが、こればっかりはお客様のあることですから、
急がなければならなかったご様子。
でも、不満はありません(*´ω`*) お食事だけでもしあわせです。
お風邪の経過も尋ねることができてホッとしましたし、
手を握っていただいて、顎もごろごろと撫でていただけました。


目的地に着くまでに、わたしは、例の「ごめんなさい」をしておこうと思いました。
だってね、もやもやしたままご飯食べるの、嫌だったのです。

「あのう、ご主人様に、ごめんなさいしないといけません」
「んー?」
「最初にお風邪で倒れられたすこしあとに……わたし、夜まで仕事で、車で来ていたし、
 どうしてもご主人様が心配で……お家に、行ったのです」
「え? 来てたの?! そのとき俺にメールした?」
「メールはしませんでした。ご主人様のお部屋、明かりが消えていましたので、
 きっとおやすみなのだろうなと思って……」
「あー……たぶん、寒気で、布団の中で震えてたころかなあ……」
「そのまま飛び込むのはきっとご迷惑と思って、そのまま帰ったのです」
「いいよ、気持ちは、わかるからね」

「あともうひとつ」
「うん?」
「そのあと、わたし、出張で泊まりだったのですけど」
「あぁ、そうだったね」
「夜、暇な時間ができたので、観たかった映画を有料テレビで観ようと思って……
 観てたのですけど、そのあと、……その……チャンネルをいじってて、
 ……どうしても……AVを……観たくなって…………」
「うん」
「縛られたがる女子校生っていう……そういうタイトルのアレで……
 早送りしながら肝心なシーンだけ観てたのですけど………………」
「うん」
「観終わったあと……すごくその……、……濡れてて……」
「うん」
「どうしても我慢できなくて…………オナニー………………しました……」
「声は出したの」
「そこは我慢しました」
「うん」
「スッキリしてから……ものすごく自己嫌悪で……ご主人様がお風邪で
 キツイ思いされてるのに……わたしばっかりって思って……ごめんなさい……」
「いいの気にしないの。そういうのは、誰にだってあるからね。男にだってある。
 してもいいけど、今後も声は絶対に出さないようにね。いい?」
「ハイ」


身体の中から、かーっと熱くなるような気持ちで、
わたしはふたつの「ごめんなさい」を終えました。
終えたころ、ちょうど、ご主人様のお車はファミレスの駐車場に滑り込むところでした。



つづきます。


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