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2013-04-14 (Sun)
コンドームの中身すら、たぶん、わたしはこのとき
リアルで初めてちゃんと見たと思います。
ご主人様には正直に申し上げました。

「つけ方は知っていますけれど、知識だけです。実践の経験はありません」
「そう。じゃあ、やってみよう」

ご主人様は、まず、ここが精液溜まりといって、
ここを指でつまんで空気を抜いて、と、前回も思ったことですが
やはりまるで保健体育の授業のようなことを、丁寧に
ベッドの上で教えてくださいました。
「こうやってね、くるくると、根元まで」
ご主人様の手で、きれいに、コンドームがはめられていきます。
そうして――――

「むこう、向いて」
「ひう!」

ずん、と、深い快感が、身体を包みました。
前回ではなかなかわからなかったことですが、
ご主人様のものは、とても大きくて、刺さるように届くのです。
「突かれる」という表現が、ほんとうに、しっくりくるくらいに。

ああ、まずい、気持ちいい。
なにがまずいのか自分でもよくわからず、波のように襲う快感に
身をまかせながら――――

1回、イッたのかな、確か…………
ずるりと「抜かれる」感触までもを味わいながら、
ご奉仕のために体勢を整えようと思って、
ご主人様から差し出していただいたティッシュペーパーで
拭いた瞬間――――――――

身体の奥から、 ごぼり、 と、音がしました。

けして明々としていない照明の中、嫌な予感がして
拭いたものを見ると


 ぎゃあああああああああああ


ペーパー血まみれ。
コンドームも血まみれ。
ベッドも若干血に染まり。

「あららら、ちょっと残ってたんだろうねぇ」
前日で月のものが終わりました、というご報告はしていたため
ご主人様はまったく動じずそんなことをおっしゃっていたのですが
当のわたしが大パニック。

いままでこんなことなかったのに
ご主人様に大変申し訳ない
つかここできょうは打ちきりだきっと
ああぁあああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛

ごめんなさいごめんなさいと涙声になるわたしの頭を撫でて
ご主人様は
「いいの気にしないの。こういうこともあるからね。お風呂行こう」

ひーん。

そのままふたりで再度お風呂に向かって
シャワーで洗い流し湯船でぬくもり
とりあえずわたしは落ち着きました。

田舎のホテルにしては気のきいていたことで
トイレにナプキンがありましたから、とりあえずショーツだけ
はくことにしました。

「申し訳ありません」
「大丈夫。生理のときだってできることはあるからね」

ご主人様が下半身にわたしを促しましたので、
わたしはそのままご奉仕をはじめました。
ほどなく、出していただけ、くっと飲みこませていただいたあと、
お隣にくっつかせていただきました。
するとご主人様が静かにおっしゃいました。

「乗ってごらん」
「え……でも」
「いいから」

乗ったところで入れられはしないし、どうしよう、と思いながら
そのようにさせていただきました。
ご主人様はマッサージのおつもりだったのかどうなのか
わたしの腰のツボをあちこち押されていたようでしたが
どうもおかしなことには
それがたまらなく快感で
わたしは知らず知らずのうちに
腰を振りはじめていました。

「……!?」
「みぃの身体が気持ちいいところを探しているよ」
「そんな……そんなの」
「ほら、ここだ。恥骨の当たるところ」

確かにそこは、ご主人様の下半身とわたしの下半身がとてもぴったり――
まるでパズルのピースのようにしっくりくる位置でした。

おかしい。
入っていないのに。
腰を振ると、きもちいい。

「あ……あう……は……なんで……」

ご主人様の手が、わたしの胸にのびました。
乳首をひねり、乳房を握りつぶさんばかりにつかみあげる。

「ああ――――――!!」
「気持ちいいんだね? 入ってもいないのに、こんなに腰を振って」
「いい……気持ち、いいです……どうして……どうして……」

このときわたしは「どうして」「なんで」しか言ってなかった記憶があります。
ほんとうに、こんなことで気持ちよくなるなんて思わなくて。
入れているわけではないばかりか、直接触れているわけでもないのです。
ショーツとナプキンという、ふたつの壁もあるわけですから。
それでも、わたしの意識は、飛びそうになっていました。

「イキたかったら、イッていい」
「あ……あ……いや……あ……」

まさかこんなんでイクなんてありえん……と思った、約数分後には

イキました。
そりゃあもう激しく。
ぐったりとしてご主人様の胸に倒れこんだわたしの耳元で、優しい声がしました。

「よかったなぁ、みぃ。生理の時でも、俺が疲れてしまっているときでも……
 ちゃんとイケる方法、見つけたな」
よかったよかった、いい子だ、みぃはいい子、と、そうおっしゃりながら、
ご主人様はわたしの頭を何度も何度も撫でてくださいました。


くうん、と、喉の奥から、犬のような声が出ました。
「ご主人様」
「うん?」
「みぃは」
「うん」
「みぃは……ご主人様が大好きです……とってもとっても……大好きです……」


ご主人様の胸の上で、荒い息とともに発したその言葉は、

人生初、ガチ本気の「大好きです」でした。




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